ランニングよりもライティングに、Nike Sport Music

近頃、iTunes Storeで購入した、Nike Sport Music。このシリーズは、ランニングなどのワークアウト時に聞く音楽という触れ込みなのだが、実は、ライティングにぴったりなのだ。

いまのお気に入りは、レイ ハラカミの "River:Nike+Original Run"

ゆっくりめからスタートして、次第にテンポが上がっていく。ライティングも最初はエンジンのかかりが悪いが、次第に集中力が高まっていく。だから同調しやすい。ボーカルが入っていないため、言葉が思考のノイズにならないところも良い。

ライティングには音楽が合う。これは定説なのかもしれない。たとえば、『小説作法』によれば、スティーブン・キングは、執筆する際、AC/DCなどのヘビメタを聞く習慣があるらしい。まあ、ミステリ作家だからヘビメタというのもわかるが。

ライティングには、限界までのぎりぎりの思考が求められる。これはツラい。しかし、へこたれずに続けていると、突然、光が見えてくる。その瞬間が快楽になっている気もする。これは、ゴールを目指して走り続けるマラソンにも通ずるのではないだろうか。