「しきる技術」が早くも増刷。読者から教えられたこと

発売した4月28日から約1ヶ月。うれしいお知らせが飛び込んできました。早くも増刷です!
発売以来、日経新聞朝日新聞の広告のほか、藤井孝一さんのメルマガでの紹介など、露出が増えました。また、昨夜は、関西テレビスーパーニュースアンカーで、リーダーシップ本の一つとして紹介されたようです(残念ながら近畿地方ローカルなので見れませんでしたが)。

最近、ブログなどの感想をググって拝見していますが、リーダーを目指す、もしくはリーダーとして活動している30歳代の読者が多い印象です。「わかりやすい」「楽しく読める」といった感想、「実践的」という評価もあり、本がお役にたてているようです。

実は最近、かなり前に読んだ戦略系の本などを読み返しているのですが、当時とは違った読み方ができることに気づきました。以前(10年以上前)は、中小企業診断士などの資格取得のために単なる知識として読んでいましたが、今は違います。いかに、クライアントの戦略立案にいかせるか。また、ITソリューションのビジネスに役立てられるか。そういった実践的な立場で読むと、単なる理論としてだけではなく、場面に応じた活用の工夫など、思考の伸展を呼び起こします。

本書も同じではないかと思います。メンバーの立場で読みリーダーになるにはどうすればよいのかを学ぶ。リーダーになった後で読み、自分の成長を振り返ってみる。その時そのときの置かれた状況によって、読むときのアンテナが違ってきます。だから、同じ本でも何度も読めば得られるものが異ってくる。そう思うのです。

なので、一度、読んで終わりではなく、しばらく置いてから読み返していただくと良いと思います。


※種明かしをすると、「本を読み返す」のは、『しきる技術』についたAmazonのレビューからヒントを得ました。すばらしい書評をいただきましたが、目の肥えた読者に逆に教えられたと思っています。ありがたいことです。