Googleブック検索と和解への同意

ゴールデンウイーク間際に、ある出版社から1通の手紙が届いた。Googleブック検索に対するGoogleとの和解に関する報告だった。

手紙の内容は、

現時点では、Googleとの和解に参加する。そのうえで著者や発行元の許諾を得ないままにスキャンされた書籍は、2011年4月5日までにデータベースからの全文削除を要求する。だから、この和解への参加も拒否したい人は5月5日までに連絡をください。

・・ということだ。連絡があってから、わずか10日間程度で判断せよというのだから、急だし考える時間もない。同じような批判があったのだろう。5月5日の1週間前には申請期限が4ヶ月延長されていた。
Google ブック検索、著作権保持者からの申請期限を期日1週間前の“ギリギリ”に延長

他の出版社のサイトをあたると、ほとんどの出版社が同じ方針のようだ。なんでも検索を可能にしようとしているGoogleの力の前にひれ伏すというわけでもないだろうが・・

デジタル化されているかどうかを調べる方法も記されていた。さっそくやってみると、1冊のみヒット。それもかなり以前のものだが。全部のページではないにしろ、全体の2割ぐらいのページがスキャンされ公開されていた。

ITエンジニアのための成功法則80ITエンジニアのための成功法則80 (会社の法則シリーズ)

今後の動きを見守りたいが、まだまだひよっこの自分にとっては、著書の一部が公開されるよりも、他の本の一部を見ることができるメリットのほうが、総じて上回るのかもしれない。