マイナビ2010「標準化が進むソフトウエア開発のキャリア」

マイナビ2010のソフトウェア業界コラム　Vol.4は、「標準化が進むソフトウエア開発のキャリア」

史上初のプログラマーが、女性だったのをご存じですか。1800年代のイギリス人女性、エイダ・ラブレスです。彼女は、数学を勉強し、当時は歯車の機械だったコンピューターのためにプログラムを書きました。後に、米国国防総省で開発されたプログラミング言語は、彼女の名前から、Ada（エイダ）と名づけられたのです。Adaは、現在も戦闘機や宇宙ステーションの制御システムなどで使われているのです。

私が最初に覚えた言語は、ホストのCOBOLでした。その後、AI研究をはじめてLispにのめりこみ、実務派のC言語へと移っていきました。そして、C++、Smalltalk、Javaという感じできています。

いまでも、リストを処理するcarとかcdrとか、Lispのことはよく思い出しますね。リストの何層にもわたる入れ子構造を考えながら処理を設計するのは、パズル的で実に楽しかった覚えがあります。