目指すキャリアをイメージする

マイナビ2009のサイトにて、連載記事をリリース。
『目指すキャリアをイメージする』

この記事では、現在、IT業界で必要性が高まっている、コンサルタントITアーキテクト、プロジェクトマネージャーの仕事をわかりやすく紹介し、将来のキャリアを意識して就職活動することの重要性を解説した。
そのうち、「ITアーキテクト」は、ITスキル標準によって業界内での認知が高まったが、いまとなっては、Buzzワードに近いのかもしれない。これを肩書きにして仕事がついてくるわけでもないし、業界標準の見直しなどによって、次第に廃れていく可能性もあるからだ。

ITアーキテクトの仕事は、業界以外の人にはわかりにくい。ある局面では技術コンサルタントであり、ある局面ではシステムのデザイナー。また、ときにはプログラマーとしても活動する。つまり、システム開発においては、さまざまな局面で必要とされるが、それゆえに、これといったものが明確には言いにくいのだ。

しかし、アーキテクチャ、つまり構造物を設計するという仕事は、ソフトウェアが世の中に知られる以前、さかのぼればピラミッド建造の時代からある。ソフトウェア開発におけるアーキテクチャの重要性は不変であり、職種の呼称が変わろうとも、この仕事がなくなることはないだろう。