『しきる技術』の感想。「しきれない」のではなく「しきり方がわからない」だけ。

41歳男性で、大手企業につとめていた方から、『「しきる」技術 誰にでもできる超実践リーダーシップ』の感想をいただきました。
まさに本書の本質的なところを鋭く突かれています。この本を世に出して本当に良かった。そう思います。

◎要約

・社長や幹部ではなく普通の人がチームをまとめる方法論はこれまでなかった。
・しきるのに苦労している若いリーダーの人々にとって、福音となる本。
・「しきる」「しきれない」は資質の問題ではなく、「ノウハウを知っているか」「知らないか」の問題。

◎ご感想

これまで「普通の人」がチームをまとめる方法論はありませんでした。
ですが、まさにそれが必要でした。ありがたい本です。

歴史上のヒーローの活躍をまとめた本、
社長や幹部向けのマネジメント本では、
普通の人が小さなチームをしきる場合に
応用するのは難しかったと思います。

これまでは個々人が手探りで思考錯誤して
自分なりの「しきる」手法を見つけるしかなかった。
多くの人が闇で苦しんだり、
悪いお手本のマネをしたりしていました。
そして「うまくしきれず」「しきり役」に嫌気がさし、
管理職失格の烙印を押され、
会社を去ったと思います。

まさに私がそうでしたが。

本書に早く出合えたらという思いとともに、
若いリーダー諸君には福音となる本です。
「しきれない」のではなく「しきり方がわからない」だけなんですね。
本書を読み終えるまで、
私は「しきる」「しきれない」は資質の問題だと思っていましたが、
「ノウハウを知っているか」「知らないか」の問題だと気づきました。