新刊『SEのためのトラブルシューティング』予約開始

プロジェクトのリスクに勝つ! SEのためのトラブルシューティング (SEのための必勝スキルシリーズ)
1年近くかけて執筆した本、
志波浩太郎+克元亮 著『プロジェクトのリスクに勝つ! SEのためのトラブルシューティング (SEのための必勝スキルシリーズ)』が、いよいよ刊行です。Amazon楽天ではまだですが、7&Yなど一部のネット書店では、予約できます。早くもランキングを上昇中。
本書のテーマは、「プロジェクトの火消し術」です。企画書自体は一昨年からありましたから、日経BP社の『問題プロジェクトの火消し術』よりもアイデアでは先行していたと思います。
これがアメリカみたいな先願主義先発明主義だったら、こっちの特許なんですが、いかんせん、出版物は出したもん勝ちですからそうはいきません。他の書籍との調整をしていたら、後塵を拝してしまいました。

こちらが先行していたのに、あまりにタイトルが類似するのも悔しいので、企画段階での『SEのための火消し術』を『SEのためのトラブルシューティング』に改めたぐらいです。

内容には自信があります。システム開発プロジェクトのトラブルは、PMBOKの理論だけでは解決できません。理論+現場の工夫が必要です。本書では、数多くの火消しにかかわってきた執筆陣が、理論だけではなく現実的な対策を披露しています。

本書「はじめに」より

 プロジェクトマネジメントがブームとなり、PMP(Project Management Professional)試験の受験者も増加しました。しかし、相変わらずシステム開発のトラブルは発生し続けています。それは、プロジェクトマネジメントを理論として学習することの限界であり、理論のみを覚えても実際のシステム開発の現場で適用することの難しさを示しています。
 本書では、プロジェクトマネジメントなどの理論を押さえつつも、実際のシステム開発の現場で発生しているトラブル事例を題材に、実際の現場で取られている対策などを紹介しています。

たとえば、「顧客の予算ありきの場合の見積り法」、「未成熟な製品を導入する場合にはベンダーの技術者を”人質”にとる」なんて現実的な方法を紹介している本が他にあるでしょうか。
巻頭の事例-教訓マップでは、24の失敗事例に対応した48の教訓も明示。気になったキーワードから、かいつまんで読むこともできます。

3月19日に発売です。