自分の興味に合わせてすぐに取り組む「STD勉強法」
勉強を計画的に進めていくためには、PDCAの視点が大切です。PDCAは、良く知られているように、Plan・Do・Check・Actです。
しかし、この方法では、「計画ありき」のため、すぐに勉強にとりかかることができません。そのため、計画しただけで満足してしまい、結局は勉強が進まないということもよくあります。
これに対して、お勧めしたいのが、「STD勉強法」です。STDとは、See・Think・Doの3段階で勉強に取り組む方法です。
Seeではアンテナを張って情報を取得し、Thinkでは勉強の意義を考えて、Doではすぐに勉強を始めます。やってみて面白かったりためになったりすれば、さらに続けることができますし、本格的にやりたくなれば、きちんと計画しても良いでしょう。
興味がもてるテーマを設定するのが鍵ですから、Seeの時点で自分の感情の変化を冷静に観察する必要があります。興味あるテーマを探索するためには、日頃、気になったニュースや記事などをスクラップしておき、1週間程度のサイクルで見直すのが有効です。
私の場合は、Googleのスプレッドシートを使って、気になった情報を書きとめるようにしています。そして、まとめて分析して、今の自分の興味がどんな分野に向いているのかを振り返るようにしています。
これは、いわゆるメタ認知なわけですが、単に勉強するだけではなくて、それを観察している自分も意識することが、成功する勉強の秘訣だと思います。